J.S. Bach Gottes Zeit ist die allerbeste Zeit, BWV106
7月 18, 2020団体名:
Spece Factory Cantata Ensemble
参加者:
星野友紀, 竹前求, 井上樹, 秀島真奈, 磯野明日香, 鷲見かおり, 片平理絵, 大内繁, 高内章
動画概要
2017年、世田谷代田の空間工場というコミュニティスペースの忘年会で笛の一人と歌い手の一人が「106番をやろう!」と意気投合し、あれよあれよと集まった私たち。
2018年3月に空間工場の仲間の前でこの曲を披露しデビュー。
同年7月に下北沢ナザレン教会で再演する機会に恵まれました。
2018年3月に空間工場の仲間の前でこの曲を披露しデビュー。
同年7月に下北沢ナザレン教会で再演する機会に恵まれました。
この度のパンデミックにより命を落とされた方々への追悼の意味も込めて、録音としての再演を決め、テレコーラス・プロジェクトへの参加と相成りました。
久しぶりの合奏ですが、それぞれのメンバーは顔を合わすことがなくとてもさみしい。
早く集まってみんなで演奏したいですね。
動画のアピールポイント
無謀にも、テレコーラスによるカンタータ演奏を試みてみました。
時にふらつきながら離ればなれになりかけはするものの、安定のオルガンとリフキン先生に導かれて、大きな崩壊なく一曲仕上がりました。
皆さんもそうだと思いますが、一人ひとりで演奏しているときには、自分が音楽をぶち壊してしまうのではないかととっても不安で。。。
でも、最終的には、教会で演奏したあの日の仲間への信頼を胸に、最後まで歌い切りました。
演奏で一番に慣れる気は全くしませんが、多分長さでは一番をとったんじゃないかとワクワクしております。
お暇なときに聴いてよね。(^^;;
動画作成手順
ひな形に使ったのは、Joshua Rifkin指揮のCD演奏音源。
先に録音したオルガンは、Rifkinの演奏のテンポに忠実に演奏されました。
先に録音したオルガンは、Rifkinの演奏のテンポに忠実に演奏されました。
そこに、ガンバから一つずつ楽器を乗せ、その上にバラバラに歌を合わせていきました。
当然ながら、ソロパートはその積みあがった楽器の録音が一番歌い良い。
一方で、合唱部分、特に中声部はCD音源のような完成音源があるとずっと歌いやすくなりますね。まるでキャンバスに筆を走らせてリフキン作品の模写を完成させていくようでした。
あこがれの指揮者と共演する夢がかなったようで、一同大変満足しております。
バッハの作品がオリジナルの姿でこのテレコーラスプロジェクトに現れることの意義を噛み締めています。かなりの精度で音楽が作られていると思いました。1曲めは漂うような雰囲気のある楽曲ですが、皆さんがテンポを合わそうとしている様子は背後にあるものの、微妙なニュアンスを伝えていました。
テンポの変化が次々と現れるこの作品の、指揮があっても難しい部分を見事にクリアされていました。むしろ進んでいるテンボにしっかりときゅうりを注いで演奏に取り組む事の重要性が再認識された格好です。
器楽の皆さんのテンポ感が歌い手と異なると言うことも図らずも示されています。歌い手のみなさんが悪いと言うのではなく、楽器の皆さんの方がデリケートな感性を演奏に発揮されていると言えるでしょうか。我々が心しなければならない部分かもしれません。
どちらにしてもカンタータを全曲演奏されたと言う意味の大きさは評価されるべきだと思います。「死」をテーマにしたこの作品がこの時期に演奏されることにも深い意味を感じました。
コメンテーターとしてこの界隈を騒がせている「越後屋」氏がこの演奏に参加されていることもお伝えしておかなければなりませんね。
テレコーラスでカンタータ106番が聴けるとは思っても居ませんでした。
美しい映像の効果も相まって伴奏含めて大変音楽性のある素敵な演奏でした。
忘年会で106番をやろうと言い出したのはどなたでしょう。
酔っぱらっていたにしても軽々しく口に出せる曲ではないですよね。
数十年前にコンサートの為に必死に練習したので不思議に今でも何となく覚えています。
実際のコンサートで是非聴きたいですね。
締め切り直前のコメント、済みません。
吉原
吉原さん、コメントありがとうございます。
いい曲ですよね、本当に。
忘年会で出会った大学卒業目前のお嬢さんが大学の古楽クラブのリコーダー吹きで、私が彼女にこの曲のことを話しました。その場でリフキンの音源をYouTubeで聴かせたら、もういちころ。卒業祝いに演奏しようということで意気投合しました。
もう一人の笛はその忘年会上から電話して調達。歌の3人とオルガンにもその場から電話して。。。
さすがにガンバは。。。とダメもとで翌日古楽バイオリンをやってる友人にメールしたら、アマチュアで4人ガンバ奏者知ってるって!
関西育ちの私は、「恐るべし東京」と、もうびっくり仰天!
空間工場は、特別音楽仲間の集まりではないのですが、周りのみんなも何かが始まったことを察知して盛り上がり、3月の音楽会の日取りも忘年会の時に決まってしまい、お客さんの調達も終了!
本当に一期一会とは、こういうことを言うのだと思いました。
実はこのメンバーから広がったご縁で、下北沢ナザレン教会でバッハの連続音楽会がはじまり、この春にはヨハネを演奏することになっていました。。。。とっても残念です。
早く生で音楽が共有できるようになってほしいですね。
そうすれば吉原さんにもお目にかかれることでしょう。
くれぐれも。どうぞそれまでご安全に!!
越後屋こと、ベースの高内でした。
仕掛け人はやはり高内さんだったのですね。
リコーダーの音色が印象的な曲ですね、久しぶりにフランス・ブリュッヘンのレコードを聴きたく成りました。下北沢は近くなのでコロナ騒ぎが収まったら是非聴きに伺いたいです。
本山先生が師事されたヘルムート・リリングのバッハも大好きです。若い時に聞いたシュトゥットガルト・バッハ・コレギウム及び合唱団の来日演奏会でのマタイはその後の私の人生に大きな影響を与えました。
このような形での双方向の交流が出来るのもテレコンの魅力ですね。
今回のプロジェクトの推進にあたられた越後屋さん始め多くの方々に感謝申し上げます。
PUNIです。素晴らしい106番をありがとうございます!自分も以前歌ったことがあり大好きなcantataです。私の敬愛するヘルマン・ヘッセの短編の中で主人公が、私の死ぬときに多くの音楽は要らない、モーツアルトのアヴェ・ヴェルム・コルプスとバッハの106番さえあれば、というようなセリフを言っていたのを思い出しました。皆様これからもご活躍ください!PUNI